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20-02-2020
休まない?休む?…休みます!
二つ並んだカレンダー。
どちらも6月と書かれていますが、こちらは私ども小野組のカレンダーです。
左は、2019年6月。
右は、2020年6月。
さてさてさて…(・・?
赤い丸印が違うような~(・・?
赤い丸印(一重丸、二重丸)が示す意味は、会社のお休みです。
ふむふむ。てーことは…、そう。
2020年4月(正確には2020.3.21)から小野組は、
完全週休二日制になります!
Σ(・ω・ノ)ノ!!
日本の民間企業に週休二日制が広く採用され始めたのは、
今からおよそ40年ほど前の1980年代です。
世の中には色々な業界や職種がありますが…
社会人の皆さんは就職活動をするときに「週休二日」とか
「土日休み」を必須条件に会社を選んだりしたご経験がある方も
多いのではないかと思います。
そこで、建設業界ってどうなの(・・??? と、
少しだけクローズアップさせて下さいね。
正直なところ、建設業界では週休二日制や完全週休二日制は、
あまり定着していないのが現状です。
建設業界では、「決められた期間と金額で工事を終わらせる」
というのが鉄則です。
たとえば週6日の作業が週5日になってしまうことで工期が圧迫されたり、
時には長くなります(延伸)。
そうなれば、人件費や重機のリースにかかる費用もふえてしまいます。
他にも諸事情はありますが、そうこう考えますと…
「完全週休二日制はムズイ~」となります。
しかしながらそうやって40年近く走り続けてきた結果、
建設業界は長時間労働や休日が少ないといった理由などで、
若者から敬遠されるようになってしまいました(そこで冒頭のくだりの、
「就活の時に土日休みを必須条件で探しませんでしたか?」というお話へ辿り着きます)。
そこからどんな風になっていったかといいますと~
入職がない。入職しても定着しない(すぐに辞めてしまう)。
…そしてやってきた「人員不足」と「技術者の高齢化」という問題。
持続可能な建設業界や地域社会を作っていくためには、
我々の意識改革や「オール建設業の一大運動」が必要なときが来ています。
それがいつか会社にも返ってくると信じています。
建設業界では未来を担う若者へ世代交代も必要です。
その若者たちが人口が減ってきたことにより、いままでより
いっそう…家庭や地域で様々な役割を担ったりすることも増えてきています。
子育てや介護、地域の行事や役員、学校のPTA、消防団…
ほかにもまだまだ沢山あるでしょう。
それを応援するために、もっと人生の中でいろいろなことの
できる環境を整えたいと思います。
そこで私たちは、完全週休二日制を始めます。
ただそれだけでは俄然厳しい状況となるのは当たり前です。
仕事は減るものではありません。
だから生産性を向上します、いえ是が非でもしなくてはならないのです。
施工や業務の効率化、技術開発…そういう自助努力に、さらに励みます。
ときにはお客様や協力会社様、周りの方々のご協力やご理解を
頂かなくてはならないこともあるかと思いますm(__)m
これからの建設業の、そして小野組の「命運」がかかっている完全週休二日制。
未来のため、地域のため、家族のために…
4月から始まります☆