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7-10-2016
ODSC会議 [三方良し]
こんにちは。総務課小川です。
本日は、土木事業部のODSC会議がありました。
ODSC会議は、目標すり合わせの場になります。
ODSC会議導入前は・・・
・現場担当者、積算担当者、関係者数人で工事の概要確認
・照査、問題点、対策に時間がかかる、漏れがある、良い知恵がでてこない
こんな状況で現場に突入していました。
そこで、ODSC会議の出番です。
目標すり合わせのために会議を早めに実施します。
集まる人たちは、ベテラン・若手・他部門の者10名程度です。
そしてこんなステップで会議をします。
①工事概要の説明
(今回は入社1年目の女性技術者が担当しました。)
現場担当者だけでなく、異なる多くの目で見て、話して、考え、
様々な質問を通して現場・設計を把握し、問題点、対策を見つけだします。
②ODSC(目的・成果物・成功基準)の確認
ここでやっとODSCの説明です。
O…Objectives [目的]
D…Deliverables [成果物]
S…Success C…Criteria [成功基準]
工事の目的、成果物、成功基準を全員で考えていきます。
当たり前のことを確認しているかのように見えますが、とても大切なんです。
例えば、今日取り上げた「堤防浸透対策工事」ですが、
建設業が行うことはもちろん「丈夫な堤防をつくること」。
でも、その堤防さえ完成すればいいんでしょうか。
なんのために、私たちは工事をするのでしょうか…
もっと深掘りすると、工事の本当の目的は、
それは、川の近くの住宅を水の氾濫から守ること、
地域を災害から守ることです。
目的は、「地域を災害から守ること」であって
そのための手段として「丈夫な堤防をつくる」ことがあります。
それを確認、共有することが、
住民の皆さんに喜ばれる公共工事につながると思い、
ODSC会議を行っています(*^_^*)