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30-09-2016
土木の絵本
こんにちは、管理部小川です。
今日は、「土木の絵本」のご紹介です。
「土木の絵本」は、以前(財)全国建設研修センターが企画・発行していたものですが、
現在は絶版となっていた本でした。
小野組では製本しなおし、地元の銀行と協力して
胎内市内の全小中学校、図書館、公民館へ「土木の絵本」を寄贈しています。
どんなことが書いているかというと…例えば、このページ。
僧侶が土木工事を行っていたことが書いてあります。
「なぜ僧侶が土木工事を?」と、大人でも思うかもしれません。
そのキーワードは福祉です。
仏教では、他の人を助けることを「利他行」といいますが、
土木の仕事とはまさに利他行、生きるための困難を取り除き、民衆のための幸せづくりです。
まさに土木の本質ですね(*^_^*)
(下記URLからPDFで全5冊分読めます!ご興味のある方はぜひ。)
http://www.jctc.jp/about/dobokuvideo
どうして小野組が「土木の絵本」を製本、寄贈しているのかというと…
土木事業が町を守り生活する上でとても重要であるということを、
子どもたちをはじめ、多くの方々に知ってほしいとの想いからです。
土木は、安全で質の高い社会資本の整備をする使命を背負っている誇りある職業だと思っています。
ですが、近年の建設業界では業界に入ってくる若い方々の
著しい減少によって、将来の人材不足が指摘されています。
小野組ではそんな状況を憂うのではなく、「今できることはなにか」と考えた結果、
子どもたちに土木業界の必要性や魅力を伝えることだと考えたのです。
小野組は、短期的にみた自社への求人のみではなくて、
長い目で建設業全体をみて、人材確保・人財育成を考えているんですね(*^_^*)